大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

真夏の少年 金の夜

ちっこいMyojo 2020年 09 月号 [雑誌] (Myojo(ミョージョー) 増刊)

Myojo (ミョージョー) 2020年9月号 [雑誌]

予告された『ちっこいMyojo』の表紙の衝撃。2020年9月号の『Myojo』表紙は 少年。

佐藤龍我が愛しくてならぬ。骨格、体軀がしっかりしてきたいまも「かわいい」とか「きれい」といった観念を抱えているところ。きちんとアイドルしながらも自然とはみでるおとこの子のたましい。佐藤龍我はよく笑うが、それはアイドルとして分をわきまえたようなあいまいなものでなくて、破顔。あちらこちらで見るたび心臓が崩れていく。

 

ペットの俺はひと言でいうと、甘えんぼう! ちゃんと言うことも聞くし留守番もできるけど、かまってもらうためのイタズラはやると思う(笑)。そのときに「はいはい」ってあしらったり無視するのはダメ!

〈自分だけの時間はなくてもいいって思うから、マイペースなネコよりは犬だろうな〉というコメントで初めて犬と猫のちがいがわかったような気がしたから、ずいぶんぼんやり生きてきたわけだ。

いろんなにんげんと暮らしてきたけれど、たいてい《自分だけの時間はなくてもいい》という気質だった。それの一寸怖いところは、《あいての時間もなくてもいい》といった蕩尽の思想にあって、がぶがぶと自他の時間を呑んでしまう。そうやって時間と、時間に付随するカネを喪失していくのが異様な快感でもあり、かれらと過ごすことの、メリットとも言えないようなメリットだった。

そんなことをかんがえている間に、佐藤龍我は展開する。

〈人間の俺はデカくて大型犬っぽいけど、本当は小さくてかわいいのがいい(笑)〉

そうだったのか。