大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

2015-01-01から1年間の記事一覧

ロッジ赤石ジャンル:洋食住所: 台東区浅草3-8-4このお店を含むブログを見る | (写真提供:マサレオ suZuki)

いつもてけてけの友だちと、てけてけ。 友だちと別れたあと、一度喧嘩してかなりこじれたあいてが来る。外で飲むつもりが、家で飲む。

狙っていたホルモンの店がお休みだったので、叙々苑に行く。高くつくが満足もする。

60歳になってちゃぶ台を引っくりかえす。善人ではいられない。

伊藤比呂美の詩の朗読会に行ってきた。 その会を、詳しく説明すると、天童大人によるプロデュース「Projet La Voix des Poètes (詩人の聲)」というもので、特徴は、マイクを用いないこと。 さまざまな詩人を招いて月に5回、10回と精力的なペースで行なわれ…

鰻の串をたべる。

もちろん、喜びには喜びを。安心には安心を。

映画館で『アンフェア the end』観る。先は読めるがテンポはいい。監督、脚本、佐藤嗣麻子。 あつかっているものが良い。信頼とか、愛とか、復讐とか。日本はそれを「刑事物」と呼ぶのかもしれない。 守る/守られるというのはメロドラマだとおもう。もちろん…

訓練すればするほど、言葉はかってにうごく

日本近代文学館「声のライブラリー ─自作朗読と座談会─」行く。司会が伊藤比呂美で、先ずそれを目当てに。保険というか。そして伊藤比呂美がえらんだ朗読者ならばまちがいあるまいという期待。 行こうとおもっていて、だけどあれやこれやと落ち着かず、忙(…

トスカネリアジャンル:イタリアン住所: 渋谷区恵比寿南1-17-6 コートモデリアサウス恵比寿101このお店を含むブログを見る | (写真提供:Akio I)トスカネリアをぐるなびで見る | 恵比寿のイタリアン(イタリア料理)をぐるなびで見る

「ノンケのかたは想像できないような『楽園』がそこにはひろがっているんです」

発信、拡散に秀でたネットワークが発達し、めいめいがプロレスラーとして虚実皮膜を生きることになるのかとおもいきや、利用者の多くはその豊潤な装置をコミュニケーションツールとしてのみ用いている。あるいは匿名性、観客性を保ったまま被写体をネタ化し…

『性別が、ない!』のあいだ

新井祥のエッセイマンガ『中性風呂へようこそ! (アクションコミックス)』。新井祥が得意とするのは半陰陽、性同一性障害(FTM、MTF)。 「オシャレ」や「セクシュアリティ」への偏見がつよいひとのことを「“70年代型キャラ作り”をしている」と指摘していてナ…

読まなければ書かないし、書かなければ食べない。

〈男も女も生きるというのは大変なことなのだ〉  田辺聖子「お茶が熱くてのめません」

観たことないのに映画の印象がつよくて、映画の公開時期にちかい短編集かとおもっていたら単行本1985年。田辺聖子の『ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)』。 ずいぶん昔のようだけど、『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)』を田辺聖子が書いてから『ジョ…

朝、車輪をもってきてもらう。

出前の鰻重を食べる。 夜までもどってこないだろうとおもっていた子が朝帰りで、泡食いつつも共に寝て、来客の時間の間際まで何もしなかったのだった。それでも鰻は来た。 友人も来た。

新大久保にいた。

エルオーエル

無音でも目を惹くMV。lolの『fire!』。繰りかえし観ると笑顔が多いのに気づく。つめたいだけではない。ガーリーなところもある。 佐藤友祐にやられる。その緊張と躍動と。小宮山直人ともども手指が美しい。

村上虹郎、チキンかれー

ワンテーマという括りではなく、改めて雑多なものとして雑誌を眺めなおすと盛りだくさんに詰めこまれている。分業が徹底されたこともあるだろう。出版社ごとの得意分野で貫くようにもなったためでもあろう。めくっていっておもしろい。 『Men's NONNO(メンズ…

〈恐怖のアトラクション化を成立させている絶対的な条件とは何だろう?/それは、「信頼」である〉

人は怖いものを見ると、それを避けようとして距離を取り、関わりを避けようとする。けれど、距離を取られてしまうと、本当に怖い演出を体験できなくなってしまう。 そこで思いついたのが、お客様に何かを持たせたり、何かの任務を与えるという方法だった。お…

全貌は。窺い知ることしかできない「ブラックボックス」

きのう、おばけ屋敷に行った。

モンスターは、ほかの登場人物たちの稚気を超えた稚気の持ち主。

『死霊高校』観る。 アメリカの高校は、怖い。社会の閉鎖的な部分と開放的な部分が混じりあっている。そとからの悪意が無分別に入ってくる場でもある。 それをえがくとリアリズムになり救いがなくなるので、ホラー映画としては被害に遭うひとたちをはっきり…

岸本斉史『NARUTO―ナルト― 外伝 ~七代目火影と緋色の花つ月~ (ジャンプコミックス)』。

穂村弘が拾いあげる虚構の二色(いや、三色)

岡野大嗣『サイレンと犀 (新鋭短歌シリーズ16)』と松本隆『微熱少年 (新潮文庫)』、穂村弘の書評を読む。 『週刊文春』2015.4.30の「私の読書日記」では「岡野大嗣のデビュー歌集」について穂村弘、 あまりに身も蓋もない「今」の感覚にショックを受ける。 2…

私服の

マツコ・デラックスを。

スーツケースを引くすがた

MIYAVIだったような。

ズルが「戦争」を生む

『BORUTO ボルト -NARUTO THE MOVIE-』観る。 岸本斉史の描く世界は健康で、グロテスクだ。キレイゴトではない。しかし陰惨なだけではどんな時間も無意味となるのでぎりぎりのところで踏んばって、まえを視る。そのときにキレイゴトでなく崇高というのかキレ…

新宿うな鐵ジャンル:うなぎ住所: 新宿区歌舞伎町1-11-2このお店を含むブログを見る | (写真提供:痩せたいけど食べたいの)

神宮外苑花火大会。

「でもボクは大丈夫 ボクのおなかはドライアイスと溶岩を一緒に食べれるんだから」

ハルキ悦巳『じゃりン子チエ (12) (双葉文庫―名作シリーズ)』。 読んでいて、すごいなあ、とおもうことしばしば。まっすぐな論理ではたどりつけない洞察がごぼりと溢れだす。 「コケザルは十日もずっと一人で生きて行けるんやから」 「なにぬかす」 「それは…

(コケザルは話すたびにグレて行くみたいやった)

はるき悦巳『じゃりン子チエ (11) (双葉文庫―名作シリーズ)』。 「ワシおまえとこのお母はん好きやけど テツの嫁ハンやと思うとほんまはアホなんやないかなぁと思うんや」 「最初はいきなり来るつもりやったやろ」 「え…!?」 「そのみやげ」 「あ…これ…」 「…

ジュニア「男のロマンなんていわれてその気になる奴はイモ」

はるき悦巳『じゃりン子チエ (10) (双葉文庫―名作シリーズ)』。レイモンド飛田、「ワシもおこれ以上見栄はっとったら死んでしまうからな それでもお今日から普通の労働者にもどることにしたんや」──。 「テツにはこのことゆわんといてや ワシ なんかあいつに…