大漁、異漁。耀

タイトルは タトゥーのようなもの

かわいい

展望エリアの足許のガラスが斜めになっているのはなぜ? 「エキサイティングになりやすい!」

きしゆうたを、かわいいとおもうことにためらわなくなる。 『真夜中のプリンス』。クイズ作家ツアー、東京スカイツリー。興奮する回答者、岸優太。 アイスクリームに添えられたウエハース。理由は? というクイズに「カレーライスの福神漬」「つまり?」「お…

笑う回数よりも泣く数のほうが多かったかな

『帝一の國』観る。菅田将暉、野村周平、志尊淳、間宮祥太朗、竹内涼真、千葉雄大──このキャスティングの凄さ。 いくつものカップリングを「発見」できておもしろい。俳優の熱演に原作が奉仕するかたちだ。キャラクターの関係性をつよくする温かな肉の匂い。…

優しくて甘い声の、ツッコミ(その空恐ろしさ。フィクションにあたえられた可能性)

「こりゃダメだ。しなないし、ころせない。すくなくとも『先生』としては」──菅田将暉の科白。すげえなァとおもって観た。 『映画 暗殺教室』(2015)。美しさに甲乙はないが、順列によってオドロキが生まれる。今作は山田涼介、菅田将暉、加藤清史郎とオド…

(トキャベツに水をやりながらその名を披露する)「これがキャンディーじゃ。これがキャサリンじゃ。これがのう、キャロラインじゃ」

『忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段』(2014)、加藤清史郎、林遼威、大八木凱斗ほか子役大活躍。1作目の三池崇史監督作品とは趣の異なる田崎竜太の仮面ライダー、スーパー戦隊的な軽快さと殺陣。イケメン俳優がどれだけ画面に入っても皆イケメンに映るの…

「ワァも、野菜と毎日、戦争してらァ」

片想いの主人公。監督は横浜聡子。『ジャーマン+雨』公式ページの「監督について」によると〈楳図かずおを誰よりもリスペクトし、カラオケでは椎名林檎を熱唱、候考賢の映画が大好きで、坂口安吾を愛読するも、精神年齢は小学生並と自認する、悩みは多く言葉…

子役、山崎竜太郎。

『女神のイタズラ〜キミになったボク〜』、2011年。BeeTV。5分程度のドラマで全26話。ヒトが2人ぶつかって入れ替わる。それも成人男子と男子小学生。きっかけがユニークだから入れ替わったことに気づかずトイレでじぶんのイチモツにおどろいたり、カネに糸目…

荒まずに寝ればいい

『エイプリルフールズ』(2015)、7つの挿話が同時進行する。2時間の映画だからどの話も掘り下げられないのは明らかだけれど、それにしてもエイプリールフールの解釈やウソの練りかたがアマい。それでも松坂桃李の全裸の後ろ姿に、スウェット姿の浦上晟周の…

「墓場より、もっと酷いところから逃げ出してきたんです」「そこは?」「継母の手のひら。あいつは僕の尻を撲った! 手のひらで撲った! 力一杯撲った!」

2011年の『身毒丸』、大竹しのぶと矢野聖人。 先ず脚本の寺山修司と岸田理生が愛しくて。愛する用意が出来てしまっている。演出は蜷川幸雄。 身毒が、継母にズボンを下ろされ尻叩かれる。身毒が、行水する。そういうナマの艶めかしさもあり、仮面や血のり、…

吉沢亮、菅田将暉、野村周平。『男子高校生の日常』(2013)。東京03の角田晃広やたんぽぽの白鳥久美子、栗原類、太賀ほかキャスティングはわるくない。異性の気を惹こうとする男子の異性愛的好奇心。童貞的な(処女的な)無理解にこだわるために、その後の…

ヴァンパイアとかゾンビとかアメリカンフットボールとかベースボールといった古典的な題材には工夫が要る。

『フリークス・シティ』(2015)は人間? とゾンビとヴァンパイアが団結してエイリアンを倒す話で、順を追って説明するには関係が絡まりすぎているので映画はいきなりクライマックスからはじまる。物語に要請された語りの必然性がニクい。 脚本は『22ジャンプ…

低脳系粗暴ワルを演じていたのは矢野聖人

『闇金ウシジマくん Part3』(2016)。センター気質で一本調子なところがあるから、浜野謙太はいつでも共演者を食ってしまうけど、ここでの役どころはネオヒルズ族の如き象徴的権力。「成長」や「変化」を司ってはいない。その力を見て、悪戦苦闘しつつも人生…

『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(2016)。丑嶋たちの中学生時代「ヤミ金くん」と現在に至る人間関係がえがかれる。中学生の丑嶋(狩野見恭兵)と柄崎(江口祐貴)が凄かった。愛情ぶかいが変わり者の丑嶋。設定の年齢どおりにちいさなせかいであっぷあ…

ドラえもん「部長とボクとどっちがだいじなのッ!」

『映画 ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(2016)、テレビ放映は先週3月3日。旧石器時代のククルが清冽で凛凛しく愛らしく、チャンネルを合わせるたびに展開がスムーズ。それで改めて正坐して観る。良かった。 映画ドラえもんの新シリーズに対してエピソー…

「自分ですら忘れている過去の記事と今の僕を比べて、手紙で変化を気づかせてくれる。ファンなしでは、僕は何もないただの男」  岡本圭人

「BRUTUSがアイドル雑誌を作ったら! 平凡ブルータス」──『BRUTUS(ブルータス) 2017年 3/1号[平凡ブルータス]』。 企画としても良いが、出来も良い。『GQ JAPAN (ジーキュージャパン) 2017年03月号 [雑誌]』のお笑い芸人特集とか、出来のヒドいケースはいく…

とりまこのような心臓への直撃。

めちゃイケ、「次世代イケメンだらけの大運動会」。BOYS AND MEN、Da-iCE、XOX、超特急、芸人イケメン選抜による。 ボイメン辻本がまえにまえにでてくる。 Da-iCE和田颯がとてもかわいい。

東京のプリンスたち

起きてたら観る。観れた。『真夜中のプリンス』。 今回は「真夜プリSNS探偵団」。ネーミングはかわいい。企画としてはイマイチ。SNSでクロのひとにツッコめるわけなかろう。 企画の弱さを理解しつつ観るというのは、「かっこいい!」「かわいい!」と岸優太…

こんな子いたな。こんな子いるよな。

朝、目覚まし時計で起きる──小説の書き出しならば退屈極まりない「日常」が映画の冒頭になるとどうしてこうもドキドキするのか。 『ブルーラグーン 〜恋の目覚め〜』、2012年のテレビ向け映画。リメイク作。ブルック・シールズ主演(1980年。ミラ・ジョヴォ…

乳歯が抜けはじめたころのせかいのかがやき

『キャプチャー・ザ・フラッグ 月への大冒険!』、2015年のスパニッシュ・アニメーション。キャラクターが手足をあんまりうごかさない辺りに予算やノウハウをかんじてしまうけど、“CGアニメならではの快楽的映像表現”はとても好い。ウェットスーツに濡れ髪の…

岸くんは巨乳が好きで岩玄はニンニクが好きなの

『真夜中のプリンス』、芸能人がつくる一人鍋特集。ロバート馬場に連れられて、たんぽぽ川村の家とハロー植田の家。 「巨乳の女優」と言われておとずれたれた先がたんぽぽ川村で、岸優太も神宮寺勇太も岩橋玄樹もテンションいまいちだったけれど、かれらと共…

つくられた青い瞳が見ること、見られることの罪をわすれさせる

『ジャニーズカウントダウン2016→2017』、きちんと観れて年が越せた。普段はひとに時間と金銭と空間をうばわれて暮らしている。だから独りで正坐視聴できたのが貴重。 グループごとに自選の2016年サンキューメドレー。 TOKIO「愛! wanna be with you…」でド…

「もともと遠いひとだったのに、むりやり一緒にいただけの気がする」

2006年の映画『涙そうそう』。『ミュージアム』で観た妻夫木聡の魅力にあらがえず、あらためてさまざま確認するが、やはり佳い。塚本高史も色っぽい。 均質で安定した生活を送るひとからすると子供じみた絵空事の脚本にみえるだろうけど、多様性からのがれら…

物語集。調っている。

『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』(2015)。かわいいなあ。すごいなあ。 キャラクターがたくさんいる。しゃべることのできる妖怪も多いから、なにがしたいかよくわかる。短編集。つらなっていく色気に充ちていて、足どりもかるくって…

「しかし、きみは私に嘘をついた」

「嘘」をめぐる回、『カインとアベル』。山田涼介もかわいいが木下ほうか、かわいいなあ。 「高田優君、大活躍でした」と木下演じる団衛の科白も好い。 高田優は誰と恋に落ちるのだろうと観ていたら、そうか、恋敵になるだろう人物が、消えるのか……。

真夜プリ観るたび岩橋におどろく。ハマる。

『真夜中のプリンス』、秋葉原回つづいてる。アキバとジャニーズ。意外とフィットする。相性が好い。 岩橋玄樹の異種格闘技感がいいなァ……。 ロケ参加メンバーでは安井謙太郎と萩谷慧悟がヲタ芸につよい。 神宮寺勇太も「すぐ出来ちゃいますよ」。じぐいわの…

「設問に、愚痴で返すってあまりないよ」天津・向

『真夜中のプリンス』、秋葉原。 安井謙太郎だいかつやく。かわいいし、ノリがいい。男の娘によるメイドカフェでは「楽しい!」、カレーのベンガルでは「味、深ッ!」。 痛車や抱き枕にも友好的。

ウェス・ボール監督『メイズ・ランナー2: 砂漠の迷宮』。であうひとたちが陳腐なのは原作のせいか。 「謎」や「告白」を型として処理すればいいのに、妙に引っぱるから、細部をえがけなくなってしまう。それで見るべき画が生まれない。 原題はThe Scorch Tri…

走ること。逃げること。その美しさもまた、ドラマである。

ちゃんと見なくてもなにが起こっているかわかる映画は多く、ちゃんと見ないとわからない映画も多い。『メイズ・ランナー』(2014)は、ちゃんと見てるとなにが起こっているかちゃんとわかる映画。ウェス・ボール監督。イキがいい。ここには行動だけがある。 …

「親はわが子にウソをつく」

第3話、4話観る。 『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』、恋や自立をもとめつつ自らの超能力を持て余すトミー(ロビー・ケイ)が好い。自動車修理工場の甥っ子ホセ(Lucius Hoyos)も。 手許のアイデアをぼんぼん入れていったような脚本。「今」に対する…

次回は「イワ山!」

『真夜中のプリンス』。内山信二と牛肉探訪。神谷町ポンド。肉のまえでプリンスたちは宮沢賢治のような擬音語を発揮する。ブリンブリン(神宮寺)でタユンタユン(岸)な神戸牛。 餃子編は表参道KITCHEN TACHIKICHIののち、実践。 肉を叩き、練る神宮寺勇太…

「ぼくがいちばん好きな日本語は『いらっしゃいませ』と『目覚まし時計』です」  JUNG KOOK

防弾少年団『YOUTH(初回限定盤)(CD+DVD)スペシャルデジパック/豪華ブックレット仕様』。野蛮な匂いがしない。ただただ清潔で、煽情的。どこまでもきれいだから、かれらの力づよさをおそれる必要はない。